あし なっ す 隣人 トラブル
- denise822jackson25
- Sep 21, 2022
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メガソーラー建設中、近隣住人とトラブルになった場合、どう対応すべきですか?(3ページ目) お隣同士では普段仲良くやっていても、ある日些細なことがきっかけで関係が悪化することがあります。 その原因の一つが塀を巡る問題です。 よるあるトラブル事例について説明します。 隣地所有者の塀が自分の土地に越境している。 撤去を求めることが出来るか? 塀の越境とは塀という他人の工作物により自己所有地の使用が妨げられている状態ですので、法的には土地所有権侵害の回復のため塀の移築(取り壊し)を求めることが出来ることになります。 しかし、越境が数センチといった程度であれば、裁判に訴えても、完成した塀の取り壊しを求めることは権利の濫用として認められない可能性が高いです。 かといって、越境状態を放置していた場合、越境部分の土地を塀の所有者に時効取得されてしまう危険があります。 そこで、隣地の塀の所有者との間で、越境していることの確認と将来塀の建て替えの際に境界線に合わせることを約束する文書を作っておくことが望ましいです。 隣地との間に塀を作りたいが、費用負担をしてもらえるか? 隣地建物と自己所有地の建物との間に現時点で塀が設置されていないのであれば、費用を折半の上で塀を作ることを請求できます 民法225条1項。 ただし、その場合でもどのような材質でどの程度の高さとするかなどは協議して決めます。 この協議が整わなければ、高さ2メートルの木塀か竹垣の設置となります 民法225条2項。 もっとも、最近の塀はブロックやコンクリートの土台の上にアルミフェンスを設置することが通常となっており、木塀や竹垣はあまり見る機会もありません。 差額分を自分で負担することにより竹塀や木塀に代えてアルミやステンレス製の塀を設置することができると思われます(民法227条)。 ただし、これは現に塀がない場合の規定ですので、古い塀を建て替えるといった場合には、当然には隣地所有者に費用負担を求めることができません。 その場合は、話し合いの上、塀を建て替えることになります。 塀を設置しようと考えているが、塀は隣と共有がいいのか、単独所有がいいのか。 という2とおりの方法があります。 前者の場合は塀の設置費用の負担割合で共有することになります。 後者の場合は費用も塀を設置した土地の所有者が負担しますので、設置者の単独所有となります。 といった点です。 隣地所有者の塀ですので他人は口出しはできません。 たとえばコンクリート製で隙間なく、しかも高さ2メートル超といった塀が作られれば自分の土地に日当たりや風通しに影響が出るこは必至ですが、これを格子状のフェンスにしてくれと要求はできません(せいぜい高さを2メートル以下にしてもらう程度かと思います)。 塀を共有とする場合は高さや材質は協議の上決めることになりますので、日当たりや風通しを確保したいと考えれば、塀の構造はアルミの格子状のフェンスとする、といったような要望を出して、自分の意見をある程度反映させることが可能です。 逆に、 共有のデメリットは、自分一人では塀の仕様やその後の処分について決められないと言うことです。 前に説明したとおり、塀を建てる際にどんな塀(高さ、材質、色・・・)を建てるかを協議して合意する必要があります。 さらに、一旦建てた塀の撤去や立替には他の共有者の同意が必要となります。 また、補修についても共有者と相談の上で進めていくことになります。 近隣関係が良好であれば良いですが、将来、持ち主が変わったりすればどうなるか分かりません。 そうなると、いちいち協議が必要な共有はやっかいな問題を抱え込む可能性があります。 単独所有のメリットデメリットは共有の場合の裏返しです。 単独所有のメリットは自分で自由に塀の構造を決められることです。 プライバシーを重視したいのであれば、コンクリート製の塀で完全に隣地からの視界を遮断してしまうことが考えられます。 また、管理も自分の判断だけで行うことができます。 逆に 単独所有デメリットは塀の設置及び維持にかかる費用は全て自己負担となることがあります。 また、自分は日当たりや風通しを考慮して自己所有地部分に格子のフェンスを建てても、隣地所有者も隣地部分にコンクリート製の塀を建ててしまうといったこともあり得ます。 では、共有と単独所有はどちらが望ましいのでしょうか? 金銭的な問題がないのであれば、自己の土地に単独で塀を建てることが将来のトラブルを抱えこまず望ましいと思います。 最近ではそれぞれの土地所有者が自分で塀を建てる例がほとんどです。 ただ、単独で建てる場合においても、どのような構造(高さ、材質、色等々)にするかは隣地所有者と話し合いをした上で塀を設置することが、トラブルを防止する観点からは
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